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お口とブライダル

 

感染予防の為のQ&A

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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①むし歯

新しい家族で新しい家庭を築いていくこの時期にまず、お口の検診を受けて、きちんとした治療を済ませておきましょう。
むし歯の治療は麻酔をすることがほとんどです。
麻酔時には、どうしても緊張してしまいがちですし、特に妊娠初期や後期の時期は治療に対する強い緊張から、お腹の赤ちゃんへの悪い影響がないともいえません。
また、レントゲン撮影なども妊娠中には避けたいものです。
また、むし歯による強い痛みや、これを抑えるための抗生剤や痛み止めなどの薬もお腹の赤ちゃんの事を考えれば、無いに、こしたことはありませんね。

②歯周病

歯周病がある場合、流産や、早産の危険が高まることが最近の研究で明らかになりました。また、妊娠中は女性ホルモンの影響で歯ぐきの病気にもなりやすく体質によっては重症の歯肉炎などを起こしてしまう事もあります。
健やかな出産の為にも歯周病の治療は必ず済ませておきましょう。

 

③その他にも

親しらず等も歯周病と同じ様に妊娠中に症状が出てくる場合があります。
炎症を抑えるために薬を飲んだり抜歯をする事はお腹の赤ちゃんにとって良くない事はもちろんですね。
更に出産し育児が始まれば、なかなか歯医者さんに通院する事もむずかしくなります。その意味でも、結婚を控えた女性は是非、歯科受診をしましょう。
むし歯のない子供を育てて行く為にはお母さんのお口の健康がとても重要なのです。

口移しでものを食べさせたり、大人が使った箸で赤ちゃんに食事をさせたりすると、ミュータンス菌などの細菌に感染して、虫歯の原因菌がお口に住みつきます。
しかし、子供とのスキンシップを止めることはありません。なによりも、親御さんや、お子さんの周りの大人の方のむし歯の治療や予防が大切なのです。

虫歯は実は、唾液感染する病気なのです。
生まれてきたばかりの赤ちゃんのお口の中は無菌状態なのです。
それが、大人になると400種類の菌がお口の中で細菌叢を作ります。
お口の中に存在する菌の数は総数で600億とも云われています。
ではその細菌は、どこからやってくるのでしょうか?
中には、空気感染する菌もありますが、虫歯を作る菌は、100%唾液から
唾液に伝わるものなのです。

どんな時に感染が起こるのでしょうか?

例えば

  • 赤ちゃんとキスをした時
  • 哺乳瓶のミルクの温度を親御さんがちょっと飲んでみて、 そのままミルクをあげたとき。
  • 離乳食の温度をみる為にちょっとスプーンの先を舐めてみたとき。
  • 大皿に盛ったおかずを皆で箸でつついた時など、 日常の本当にささいな当たり前のことで大人の口の中の菌は だんだんと子供にうつっていきます。

ちょっとびっくりする話ですが 例えば歯磨きチューブを家族で使い回していると、歯ブラシについた菌が、次に使う人に伝染してしまいます。(特に子供さんが兄弟姉妹で使い回す事が多いようです)

・・・以上の様な感染が普通に起こってしまう為に、ほとんどの人が虫歯の菌を持つようになり、誰もが虫歯に悩まされるようになっているのです。

★でも、人口の5%の人は、実は虫歯の元になるミュースタンス菌を持っていないといわれています。

これは主に、両親のお口に菌がいない場合に起こるラッキーです。
(あなたの回りにも、歯医者になんか行った事もないよないよ。という人や、反対に虫歯で本当に苦労している人というのがいませんか?
ひょっとしたら虫歯にならない人は虫歯菌が元々お口にいない人なのかもしれません)

お口の中の虫歯菌の数は個人差がとても大きく、唾液検査(サリバテスト)という、簡単な検査を受けないと、その数を把握することはできません。