歯周再生治療

  歯の表面に付着した汚れ(歯垢)をそのままにしておくと、歯のまわりを包みこんでいる歯肉に、炎症が起きてきます。歯肉は色が赤くなり、ぶよぶよと腫れてきて、ちょっと歯ブラシが触れても簡単に出血するようになります。
この歯周炎を放置しておくと、炎症はさらに進み、歯をささえている骨(歯槽骨)を少しずつ破壊し、歯はぐらぐら動くようになり、やがては抜けてしまいます。このような症状を示すものを歯周病と言います。
 
 
歯周病の進行
 
     
 
健康な歯周組織 歯肉炎 軽度歯周炎

歯槽骨はまだ破壊されていない

 

歯槽骨が破壊されはじめた (歯の根の長さの/3以下)

 

中等度歯周炎 重度歯周炎 歯がなくなる

歯槽骨が歯の根の長さの1/3〜1/2まで破壊された

 

歯槽骨が歯の根の長さの1/2以上破壊された

 
     
歯周病の進行。進行すると・・・  
 

健康な人のお口の中

歯肉もピンク色でひきしまっています。

X線写真でも歯を支えている骨がくっきりと写っています。

 

歯周病の患者の口の中の状態

歯肉が赤く腫れている

X線写真でも歯を支えている骨が 溶けている

 
  歯の抜ける原因
 

歯の抜ける原因の半分が歯周病。40歳以上の歯の抜ける原因の大半が歯周病です。近年の統計では80歳で日本人の残っている歯は平均7本です。

40歳以上の歯の抜ける原因は歯周病
中高年になると歯周病にかかる割合が高くなり、それに伴って歯の抜ける割合も非常に高くなります。