歯を かみしめていませんか?

2017年05月26日

いきなりクイズです!

上下の歯は、1日に合計で何分くらい接触していると思いますか?

 

食事中だけでなく、喋っている時なども、

歯はかみ合っていることもありますが、

その時間をトータルで見てみると、

1日24時間のうち、何分噛んでいるでしょう???

 

・・・正解は、

実は、24時間のうち、上下の歯が噛む(接触)しているのは、

20分以内だと言われています。

 

みなさんは20分と聞いて、長いと感じたでしょうか。

それともそれだけ?実際はもっと長い時間噛んでるかも?思ったでしょうか。

 

「もっと長い時間噛んでるかも?」と感じた方は、

常に歯をくいしばっているかもしれません。

また、くいしばりや、歯ぎしりをしていなくても、

軽い力で上下の歯が触れているだけでも、実は良くないんです。

 

今、これを読んでいるみなさんのお口の中はどんな状態でしょうか?

 

舌の先は上あごをさわり、

上下の歯はうっすらと噛みあわない(さわらない)状態(上下の歯の間は数ミリあいている)

唇は自然に力をぬいて閉じている。。。というのが実は理想なのです。

 

現代人はストレスが多いといいます。

また、昔よりパソコンやスマホも普及し、

集中しているとつい歯を噛みしめる、上下の歯をくいしばってしまう人が増えているようです。

この無意識に上下の歯を噛み合わせてしまう癖を「TCH(歯列接触癖)」といいます。

 

では、この「TCH(歯列接触癖)」があると、

歯や体にどんな影響が及ぶのでしょうか?

 

 

「TCH(歯列接触癖)」がある方の場合、

くいしばりや、歯ぎしりはせず、ただ上下の歯が接触しているだけの人もいます。

ただそれでも1日の中で長時間になってくると、

アゴの関節や、筋肉に大きな負担がかかり、「顎関節症」をひきおこしやすくするとも言われています。

また、歯の痛みや、歯周病、肩こり、頭痛などを招くこともあります。

 

  

 

では、「TCH(歯列接触癖)」を治すには?

 

これは無意識にやってしまうクセです。

まず、ご自分で上下の歯を噛みあわせてしまうクセがあることを自覚し、

普段から意識して、「上下の歯を離す」ことをしていきましょう。

 

お家の中のいろいろなところに、メモを貼っておくことも有効ですね。

「歯と歯を離す」とか 「上下の歯は噛まない」など、

メモを見えるところに貼っておくとよいかもしれません。

 

歯だけでなく、全身にも影響する「TCH(歯列接触癖)」

普段から気を付けたいですね。