先日、某国営放送のテレビを見ていたら、
現在の40代男性の平均身長は159cmと報道していました。
現代の20代女性と同じくらいではないでしょうか。
ちょっと気になり、いろんな時代の平均身長を調べてみました。
2010年 男性 171cm 女性 160cm
1970年 男性 167cm 女性 157cm
1939年 男性 165cm 女性 153cm
1920年 男性 162cm 女性 151cm
さらにさかのぼると・・・
江戸時代 男性 155cm 女性 143cm
弥生時代 男性 163cm 女性 152cm
縄文時代 男性 158cm 女性 143cm
というデータがでてきました。
ちなみに弥生時代が高身長なのは、南方から日本列島にやってきた人種との
混血がすすんだせいだといわれています。
そして実はさらに興味深いところを発見!!
「歯の大きさ」も時代がすすむにつれ、大きくなってきています。
縄文時代・・・110mm
弥生時代・・・117mm
江戸時代・・・115mm
現代・・・・・116mm
こうやってみるととてもおもしろいですね。
また、上アゴの大きさは時代がすすむにつれ、大きくなってきているのに
下アゴの大きさは昔にくらべてあまり変わってきていないそうです。
年代的にご存知の方もいると思いますが、
一昔前のバブル期には「ソース顔」「しょうゆ顔」なんて
言われていた顔立ちがありました。
少し前から、未来の日本人は下アゴの細い「うりざね顔」になると予測されていましたが
まさにそのとおり、それが現実になってきているようですね。
下アゴは、せまく小さくなってきているのに、
歯は大きくなっている。
その結果、不正咬合のうちでも
そうせい(歯がきれいに並びきれずにデコボコにならんでしまう状態)に
なっている患者様が増加しています。
不正咬合は昔からあったそうで、
ある調査によると 全体における不正咬合の人の割合は、
縄文時代・・・20%
弥生時代・・・50%
昭和初期・・・60%
昭和後期・・・70%以上 という結果がでています。
昔にくらべると、歯並びは悪くなってきてしまっていますね。
お顔が小さく、アゴも小さい現代人。
矯正治療をする人口が増えているのにも うなずける、
考え深いデータでした。